いわきではたらくクルーのブログ

楽しめること増やし・楽しみ続けて生きていく

トモダチから帰ってきて日本で出来ることは


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今年の夏、忘れられない夏になった。

 

「TOMODACHIサマー2017 ソフトバンク・リーダーシップ・プログラム」へ共に参加した仲間が素晴らしいブログをアップしていました。

medium.com

 

僕も、このプログラムに初めて参加。このプログラムは、東日本大震災の被災地域の高校生が対象となっていて、夏休みの3週間でアメリカ、カリフォルニア州のカリフォルニア大学バークレー校でリーダーシップスキルと地域貢献について学習しリーダーシップを身につけることを目的としています。僕を含めた大人メンバー「AA(アダルトアライズ)」は、3週間のうちのラスト10日間に参加しました。

www.laurasian.org

 プログラムが終了したのは8/11。帰国してからもうすぐ1ヶ月となるので、直後と今とでプログラムについての思いに違いが出てきたので、ちょっとまとめようと思います。

プログラムと出会ったきっかけは、高校生

「TOMODACHIプログラム」にちゃんと出会ったのは今年の3月くらい。「ちゃんと」と書いた理由としては、これまで仕事で一緒にイベントをやってきた高校生から「TOMODAHIプログラム」について少し話を聞いていたから。

 

3月にプログラム担当の方と出会い、どれだけ高校生の成長に繋がってきたかという熱いストーリーを話して頂いた。それを聞いた瞬間、「このプログラムは凄い!参加したい!」と素直に思ったのと同時に、なぜ自分が誘われたのか?という質問をすると、プログラムにこれまで参加してきたいわきの高校生から僕を推薦する声があったようでした。

 

今の仕事では、エンタテインメントの力で地域の人々の心にパワーを届けられる多目的ホール「チームスマイル・いわきPIT」で、様々なイベントの企画をしています。

 

そのなかで大切にしていることは、「今のいわきを元気にするには、若い世代を元気にする必要がある」と思いで、若い世代と一緒にやれる何かを見つけては高校生達を中心にイベントをやっています。

画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、空、大勢の人、屋外

 

画像に含まれている可能性があるもの:4人、立ってる(複数の人)

いわきには大人から子供まで楽しめるハロウィンイベントが無かったので、一昨年から仮装パレードと仮装コンテストイベント「ハロウィンパーティー」を開催。その中で、「COCO」という高校生の学生団体とは僕から声をかけて毎回一緒にイベントを盛り上げてくれています。

画像に含まれている可能性があるもの:1人、座ってる、室内

クリスマスイベント「クリスマスマルシェ」では、子供たちが楽しめるワークショップを開催してくれました!毎回、色々なアイデアを実施してくれてとても嬉しいし共に地域の人たちへ笑顔を届けてくれて感謝しています。

 

なんと!COCOのメンバーの中にプログラム経験者がたくさんいたようでした!その他にも「CONNCET」という学生団体ともイベント相談の協力をしていたり。そして、そのメンバーにもプログラム参加者がいたりだったので、そういった繋がりからの推薦だったのかなと思っています。

 

出発前からの不安

プログラムへの参加を承諾した後、最初はちょっと浮かれていた(アメリカへ行くことへの期待から)部分もあったけれど、そんな気持ちはすぐ消えて不安な気持ちが生まれました。「本当に俺が行っていいのか?高校生のために出来ることはあるのだろうか?」と。それからというもの、プログラムに参加してきた高校生や大人の方に色々と感想を聞いたりして情報を集めていました。

 

 

大人のAAは僕を含めた6名。福島・岩手・宮城から集まったメンバーで、それぞれ地域の若い世代を含めた人たちのために活動を全力で行っている人たち。自身はというと、高校生イベントでは関わること多かったけれど、それ以外ではあまり関わることが多くはなく、「高校生の気持ちを理解したい」という思いが強くあったからこその不安だと思います。

 

1人ひとりの熱い思い

画像に含まれている可能性があるもの:6人、、スマイル

ネットを通じ、高校生のみんながプログラムを楽しんでいる雰囲気を直接肌で感じてとても嬉しくなったことを今でもはっきりと覚えていて、たくさん話を聞いてみたい!そう素直に思えた瞬間でもありました。

 

写真は、高校生のみんなとちゃんと顔合わせをした時のもの。これをやる前からちょっと会う機会があったのだけれど、そういう時でも笑顔で挨拶してくれたりしたので凄く嬉しかった!

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3週間という期間で色々なプログラムがあるなか、僕は1人ひとりの思いを知ること・その思いを信じることにポイントを置いていたのでとにかく話をしたかった。だからこそ、高校生と1対1で話せる時間があったのはとても良かったです。

 

この対話で、どんな思いでプログラムに参加したのか?これまでのプログラムはどうだった?を知ることが出来てとても意味のある時間だったと思います。アメリカの生活で意識が変わった!とか周りとの温度差が・・・という悩みを持っていたりとか。色々な気持ちを否定ではなく理解することが出来ました。(正直、もっとこの対話時間を欲しかったなー)

プログラムの最後では、それぞれの地元に帰った時に行う「アクションプラン」をそれぞれ発表することになっていて、それを作る上での準備になるプレゼンや、アクションプランを作るため自分や仲間と向き合う時間はとにかく素晴らしいかった。プログラムの目的もこのプランにあるように、この時間は本当に大切だった。

 

「自分が何をしたいのか?」「ないが出来るんだっけ?」「何をしているときが楽しいのかな?」などなど、自分自身の思いだったりこれまでの経験と向き合うというのは、普段の生活ではなかなか得られないし得ようとはしない時間だと思う。

画像に含まれている可能性があるもの:2人、草、木、子供、屋外、自然

自分の思いを素直に言うことの難しさは、高校生にとっては特に強いと思う。そのことで悩んでいる子も中にはいた。そんな時、周りにいてくれる大人たちが出来ることといえば、言いたくても言い出せない思いを受け止めてあげることだ。と、プランを考える高校生の姿を見てそう感じていた。

 

みんな、それぞれ色々な思いを必ず持っている。その思い・可能性をとにかく信じてあげる。そして未来を広げられる手を差し伸べてあげることこそ、自分が出来る最大の支えなのではないだろうか。

 

振り返ると、もっと高校生と対話できる機会(ごはんや自由時間など)はあったと思います。もっと積極的に高校生の輪の中にドカッと入って話をすれば、もっとたくさんの理解を深めることが出来たかなと。ここは日本でのこれからのサポートする姿勢に活かさないといけない!

 

プログラムへの後半に流した涙

AA仲間のあやかさんブログにもある通り、僕も涙してました(笑)なんで泣いたのかというと、僕はあやかさんとちょっと意味合いが違く、他のAAとの圧倒的な劣等感からくる涙。

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他のAAメンバーは、プロジェクトを進める上でのミーティングでもしっかりと自分の考えを発信しているのにも関わらず、自分はあまり発言出来なかった場面が多かったのが悔しかった。その思いがプログラム後半にドバっと溢れ出した。普段、あまり自分自身の深い感情を表に出すタイプではない。むしろあんなに感情が出たのは初めてなのでは?というくらい。

 

その出来事の後、プログラムに対しての姿勢がより前のめりになった。「自分には何もない。だからこそ、周りの人のスキルや考えを吸収してやろう!」という考えが強くなった。

 

帰国後、プランよりも大切にしてほしいこと

アメリカから帰国してもうすぐ1ヶ月が経過する。帰国してからプランが変化している子もたくさんいる。その子たちに伝えたいことは、「変わっていいんだよ」ということ。

 

アメリカでのプログラム全ては、日本でアクションするためのウォーミングアップ】だと思っていて、日本に帰国して新しい発見は必ずあると思う。それを活かしてプランを作ればいい。すぐやらなくちゃ!なんて焦る必要もない。自分のペースで周りの人との話をしていきながら一歩ずつ進めればいい。

 

止まったり、行く方向が分からくなる時があるかもしれない。そんな時こそ、アメリカでの生活、友人、AAメンバーの顔を思い出してほしい。必ず、あの夏を共に過ごした全員が力になってくれる。僕も、アメリカでいた時と同様いやそれ以上に、これからの成長や可能性を凄く信じているし、出来ることはどんどん力になっていこうと思います。

 

本当に、アメリカでの夏を経験できて良かったです。また来年も参加したいくらい!これからの人生、もっと若い世代の挑戦を応援できる人間になろう。そのためにどんどん行動しよう!

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みんなの可能性を信じています